これまでの矯正治療は治療法や装置によって治療価格が決められてきましたが、渋谷矯正歯科は裏側矯正の専門クリニックとして、患者さまお一人おひとりに「最適な装置の組み合わせ」で治療致します。そして価格は治療の難易度により、お見積もりします。
装置に患者さんをあわせるのでなく、
患者さんにあわせた装置で治療する。
価格プランに沿った治療ではなく、最適の治療をおこなうための価格をお示しする。
私たちは患者さん中心の治療を実践しています。
現在、2種類の「セルフライゲーションブラケット」と「マルチブラケット」と呼ばれる装置を使用しています。それでは、それぞれの種類と特徴をご説明します。
セルフライゲーション型ブラケット
セルフライゲーション型は、従来の矯正装置のように針金で結んだりゴムでとめない開閉式のスライド構造になっているため、摩擦がかからず、歯が動きやすく痛みも少ない点が特徴です。
クリッピーL CLIPPY L （トミー社）
- ・長 所
- ・セルフライゲーションのため弱い力で歯が動き
痛みが少なく凹凸の改善が早い。 - ・装置のサイズが小さい。
- ・チェアタイムが短い
- ・短 所
- ・強い力が掛かるとフタが壊れてしまいやすい。
- ・溝の構造上、前歯を後ろに引っ張るとき、ブラケット
からワイヤーを引き抜く方向に力が加わるため、力が
制限される。
エボリューションSLT EVOLUTION SLT（アデンタ社）
- ・長 所
- ・セルフライゲーションのため弱い力で歯が動き
痛みが少なく凹凸の改善が早い。 - ・チェアタイムが短い
- ・短 所
- ・サイズがクリッピーＬよりやや大きい。
- ・溝の構造上、前歯を後ろに引っ張るとき、ブラケット
からワイヤーを引き抜く方向に力が加わるため、力が
制限される。
マルチブラケット型ブラケット
マルチブラケット型は、最も歯列矯正で使われているスタンダードな装置です。矯正と聞いて思い浮かべる「金属とワイヤーの見える口元」があると思いますが、これを裏側矯正に最適化したものです。
Kurz リンガル Kurz Lingual （オームコ社）
- ・長 所
- ・咬合挙上板(バイトプレート)装置と併用し、かみあわせが深く
下の前歯が当たってしまうようなときでも前歯で咬むことができます。
- ・短 所
- ・装置のサイズが大きい。
STb ライトリンガル STb Light Lingual （オームコ社）
- ・長 所
- ・ブラケットサイズが小さく違和感が少ない。
- ・ワイヤーサイズが小さい時は摩擦抵抗(痛み)が
少ないよう設計されている。
- ・短 所
- ・ワイヤーサイズが小さい時は摩擦抵抗(痛み)が
少ないよう設計されているが、セルフライ
ゲーション型には劣る。 - ・ワイヤーを結綴やモジュールで止める必要があり、
毎回の診療時間がかかる。(チェアタイムが長い)
FLB（Fukusawa Lingual Brackets）（バイオデント社）
- ・長 所
- ・ブラケット間距離が大きく歯の移動が行いやすい。
- ・力(トルク)がしっかりかかる。
- ・短 所
- ・摩擦が大きいので動きが遅い。
- ・より強いワイヤーが必要になる。
- ・ワイヤーを結綴やモジュールで止める必要があり、
毎回の診療時間がかかる。(チェアタイムが長い)
この様に、2種類5製品のなかでも大きな違いと特徴があります。渋谷矯正歯科では、上記5種類すべてのブラケットを使用しています。
ブラケットにはそれぞれに長所、短所があります。患者さんの歯の状態、治療のステップに併せて最適なブラケットを選択しています。より効率的な治療のために、治療途中でもブラケットの種類を変えることもあります。
また、マウスピース型の装置と併用することで、治療期間を短縮し快適な治療を実現する独自の取り組みを、追加料金無しで提供しています。
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